真夜中のレモンケーキとモーニングアフターピル

新月の夜、急に思い立ってレモンケーキを焼くことにした。

もうおそらく2年以上、本格的なお菓子なんて作っていないのに…どうしちゃったんだろう、わたし。

戸棚を開けて足りない材料をチェックし、卵と豆乳、菜種油、皮まで使える安全なレモンを買いに下鴨のスーパーまで走る。

子どもたちが寝静まってから電動ミキサーやケーキの焼型を引っ張り出し、必要なものを全てキッチンに並べると、自分の中に力がみなぎるのを感じる。

ホコリを被っていたレシピスタンドも久しぶりの晴れ舞台。材料の計量を終え、まずはボウルに入れた卵白を泡立てることから。

ふんわりしてきたらキビ糖を加え、キメの細かいメレンゲを作る。薄茶色のツヤツヤもったりしたメレンゲは美しく、しばし時を忘れてうっとり見入る。
そこに卵黄、菜種油、豆乳、レモンの皮と果汁を順に加え、そのつど泡立て器でグルグルっと混ぜるときの感触が大好き。

薄力粉をふるい入れ、ポピーシードを加え、ゴムベラで底からすくい上げるようにして生地を混ぜるのだが、「粉っぽさがなくなるぐらいまで」というのが意外と難しい。
混ぜすぎても生地がぺちゃんこになりそうだし、怖がって充分に混ぜないと焼き上げたときにところどころ粉が残っていたりする。

久しぶりにお菓子作りをすると、そのあたりの感覚が鈍りきっていることを思い知る。今回は粉の混ぜ方が少し足りなかったし、慎重になりすぎて生地を焼き時間を長くしすぎ、少しパサパサの食感のケーキになった。

そして何よりも大きな勘違い!オーブンシートを型に敷く代わりに菜種油を塗ったので、焼き上がったあとに型から抜くときに苦戦…。以前は当たり前のように手際よくできたことが、完全に記憶から抜け落ちてしまっているのだ。

金網にケーキをのせて冷まし、洗い物を終え、日付が変わったところで作業終了。

***

味はどうかな。うまく焼けてるかな。自分の食べたいレモンケーキを作ったものの、子どもたちははたして喜んで食べてくれるだろうか。バナナケーキのほうがよかったのかも。

次の日の朝、起き出してきた子どもたちに朝ごはんを食べさせ、レモンケーキがあることを知らせると、「レモンケーキ食べる!」と嬉しそうな声。

長男と次男が幼かった頃は、毎日のように手作りしていたお菓子。三男が生まれてからは自分が新しい仕事を始めたこともあり、すっかりご無沙汰していた台所。

この笑顔を見たら、またお菓子を作ろうと思う。次はバナナケーキかな。

この数年間、仕事一筋でやってきたけれど、今朝のレモンケーキを食べる子どもたちの表情は、わたしにとってのモーニングアフターピル。いろんなことをリセットできたかな。

一番大切にしていきたいものに気づかせてくれたね。
目が覚めました。

五感を満たしてくれるお菓子作り、かけがえのない子どもたちとの時間、そしてわたしには夢がある。

まずは今できることから、ひとつづつ丁寧に。

わたしのお菓子作りのバイブル、なかしましほさんの「まいにち食べたい…」シリーズ。

これからもまた、たくさんお世話になることでしょう。

【Spice up your life with English!】
英語のある人生はオモシロイ!

橋爪ひとみ
Hitomi Pepper
http://hitomi.pepper.jp/
英語通訳・三兄弟の母・
米国代替医療協会認定ホリスティックヘルスコーチ・
“Pepper English School”主宰

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