「PTA」と「児童発達支援施設」と「母業」と 〜新しい自分の役割〜

薔薇が咲いたかと思えば もう紫陽花の季節。
京都のうだるような夏もすぐそこ。

思い返せば、この春からノンストップで「変化」の波に乗ってきた。
自分の中で大きかったのは、大学の仕事を辞めたこと。

週一ふたコマの授業ではあったものの、絶対に穴を開けられないというプレッシャーは予想外に私を縛り付けていたんだな、と離れてみてつくづく感じている。
学休期間中にも毎月の報酬は払い込まれていたし、考えようによっては安定して堅い仕事だったのに、私にとっては自由のないしんどさの方が勝っていた。

これは自分自身について知る 大きな学びの機会でもあったかな。
世間一般の「安定」も、私にとってはそう感じられない場合が多々あるということがわかったから。公務員を辞めるという決断も、そういえば同じような理由から下したのだった。

そんな私のところに新たに舞い込んできたお役目がいくつかある。

ひとつめは
「児童発達支援・放課後デーサービス」で小学生に英語を教えるというもの。
http://lamamansoleil.org/codomodus/kyoto_codomodas.html

中学校では中1〜中3のクラスと特別支援学級の授業も担当していたので、施設に通ってくる様々な子ども達との学びに戸惑うことはない。
月二度ほど施設に足を運び、Jolly PhonicsやB.B.カードを使ったレッスンをしている。

個性豊かな子ども達は、心地よく英語独特の音の響きや音楽のリズムに耳を傾けたり、凸凹の文字を指でなぞり触感から英語の文字に触れるなど、それぞれのアンテナを通して私のレッスンを楽しんでくれている様子。
彼らと過ごす時間は鮮烈でイキイキしていて、自分に正直に生きることを思い出させてくれる。

ふたつめはPTAの保体委員長。
保育園では、一度も保護者会の役をしたことがなかった。はじめの数年は鬱傾向が強くてそれどころではなかったし、三男が生まれてからは赤ちゃんの世話でいっぱいいっぱい。新たに通訳の仕事を始めてからしばらくは、昼夜逆転のような仕事中心の生活だった。
「ちっちゃい子どもいて大変やろ。私やるで」毎年快く役を引き受けてくれたママ友たちの笑顔を思い出す。ほんまにありがたかったです。

やっと腰を据えて、私もそういう役をさせてもらえる状況になったということなのかな。自分の母校でもある息子たちの通う小学校。11名の委員さんとPTA本部の参与の方も素敵で協力的な方ばかり。
お便りプリントの印刷や、PTAの会議・行事で学校に足を運ぶことも多く、息子たちや子ども英語クラスに通ってくれている子どもたちが嬉しそうに笑いかけてくれるのがとても励みになる。

委員会メンバーの気持ちをまとめ、どうしたら気持ち良く仕事をしてもらえるか、あれこれ考えるのも勉強になるし、すごくいい経験をさせてもらっているなと思う。

三つめのお役目。それは「母親業」
今まで育児の大半を夫任せにしてきたのだけど、子どもたちも小2、小1、年少へと成長し、母親との時間をより求めるようになってきた。
特に次男は3月生まれで新しい環境に慣れるまで時間がかかるタイプ。時々は学校を休んでガス抜きしたり甘えたり、そういう時間を作ってやるためにも私が今までと同じように仕事をすることは難しくなってきた。

家族それぞれの環境の変化に伴い、「今は子どもと一緒にいてやらなあかん」と肌で感じる瞬間がある。母親としての本能なのかな。
周りになんと言われようと、子どもにとって必要だと感じたら学校を休ませてでもずっと抱きしめていてやりたい。
うちは子どもが三人いるので、母親を独り占めできる時間は限られている。だから時々は意識的に一対一の時間を作り、デートを楽しむ♪
全身全霊で母親を求め、おっぱいの間に顔を埋めて肌の温もりにうっとりしてくれるのも、きっと今だけだから。

子どもたちを妊娠する前からあれこれ気を病み、三人目を出産し今に至るまで、私は必死で「誰か」の人生を生きることから逃れようとしてきた。
まるで重い衣服を身に着けたまま深い海で溺れそうになり、無我夢中で身体を動かし必死に呼吸しようと水面に顔を出すかのごとく、とりあえずは命を繋ぐため、死から免れるため、自分のためだけに生きた数年間だったのかもしれない。

もう私は溺れることはないだろう。重い衣服は脱ぎ捨てたし、目的地まで泳ぎ着くだけの体力も蓄えつつある。「自分」の人生を生きる準備はできた。そして、やっと私を必要としている人がいないかと周りを見回す余裕が出てきたんだね、きっと。

子どもたちが朝家を出るまでの時間と、夜眠りにつくまでの時間は、できるだけ仕事を入れないように調整し、今までの時間を取り戻すかのように子どもたちとの時間を楽しんでいる。

自分のためにしか生きられなかった私が、人のためにも生きられるようになるまで、忍耐強く支え、今も見守り続けてくれている夫や家族、母にも感謝しなあかんと思うわ。

なぜかそんなことを書き留めてみたくなった、満月の夜なのでした(^^)

Spice up your life with English!
「英語のある人生はオモシロイ!」

Hitomi Pepper(橋爪ひとみ)
http://hitomi.pepper.jp/

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