「幸せな人生」を歩むために必要な条件…これからの子どもたちに求められる力

私には三人の子どもがいます。
母親として当たり前のことですが、彼らには幸せな人生を歩んでほしいです。

でも「幸せ」って具体的にはどんなことなのかな。
考えてみたこと、ありますか?

少し前までの「幸せ」の概念は、多くの人にとって共通のものだったのではないでしょうか。受験戦争を勝ち抜き有名校に入学、特定の職業につくか大手企業に入社さえすれば「幸せ」が約束されている…。

でも今は大手企業でもリストラがあるぐらいですからね。それに結婚して子どもができたからといって一生安泰というわけでもない。仮面夫婦や熟年離婚問題も表面化しているのはほんの一部で、本当に幸せな結婚生活を送っている人は少ないのかもしれない、と最近感じる出来事がちらほら。

特に日本人は、お互いに不満があっても言葉にして伝えあうことをせず、ひたすら我慢して一生終えるパターンが多いんじゃないかな。お互いの関係を更に良くするために話し合ったりカウンセリングを受けたりということも…みんなしてる??
それはさておき(笑)

小学校教諭の夫は本年度勤務校の研究主任ということもあり、暇さえあれば教育関係の本を読むという生活をしたはるのですが、彼曰く
経済も右肩上がりに成長していた高度経済成長期には、儒教的な「教えてもらう」「完全な受け身」スタイルの学習法でも目上の人に従ってさえいれば引き上げてもらえるという安心感があったし、実際にそれで生きていけた。

ただこれからの時代は、今までの延長線上ではない未来が子どもたちを待ち受けているのは誰の目にも明らか。例えば地球温暖化など、自分で課題を発見し、自分の問題として捉え、答えのない問に答えを出していく力が求められる。

文科省も2020年センター試験廃止を決定し、人生を主体的に切り拓(ひら)くための学びアクティブラーニングに力を入れていますよね。
※文科省関連リンク
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/attach/1364316.htm

約10年前、京都市立御池中学校に務めていたことがあります。ちょうど新しい校舎ができた年で、縦割り活動や同施設内にある保育園・老人デイケアサービスと提携し様々な目新しい取り組みに着手。メディア取材もひっきりなし。中身が伴っていたかどうかは別として(苦笑)アイディアとしては素晴らしいものでした。

中でも特に注目を集めていたのが『フィンランド・メソッド』
読解力世界一のフィンランドの教育法を取り入れようと、教師に一冊ずつ本が手渡され、「はい、これをやってください」と上からお達しがあるわけです。
当時の校長先生とその取り巻きの先生方は「身銭を切って」フィンランドへ研修に行かれ、なんとかそのエッセンスを日本の教育現場にも取り入れようと熱心に頑張っておられました。(なんやねん、この皮肉たっぷりの言い回し!笑。校長先生が職員会議でわざわざ発表してたことやから嘘ではないはずですが)

でもね、やっぱり限界がありますよね。これまでの日本の教育を受けてきた人間に、本を読んで異国の教育システムを真似してみようと言ってもピンとこないのが実際のところ。
従来の「教える・指導するのが教師」という価値観から
→「子どもたちの主体的な学びを促し見守るための教師」
への意識改革をし、かつそれを実践できるようになる、というのは簡単なことではありません。

私も昨年度、立命館大学茨木キャンパスで臨床心理学部一年生の授業を担当する機会をいただいたのですが、そこで取り入れられていたのがリーダーズメソッドというアクティブラーニングのスタイルでした。
4月には新しい手法に戸惑いを見せていた生徒たちも、年度末にはリーダーを中心とし自分たちで授業をすすめるやり方にほぼ適応していたかな。「学校以外の場所でも主体的に英語を学ぼう!」という動機付けまではできなかったかもしれないのだけど…。
何のための英語か、そこも自分で答えをみつけられるといいよね。

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子どもたちに主体的な学びをさせるために必要なこと、それは教師・親も主体的な学びを続けることなのですって。フィンランド・メソッドにしても、学校教育の内容だけを切り取って持ってきても根付かなかったのは、きっと大人も巻き込んでの社会全体にアクティブラーニングの土壌ができていなかったからなのではないかと私は考えます。

おとなになっても学び続ける後ろ姿を子どもたちに見せていきたいものですね。

では、これからの子どもたちが幸せな人生を歩むために必要なことって何?

これからは地球規模であらゆる問題解決をしていかなくてはならない時代に突入します。多様性の中で自分を表現していくことが必要になってくるでしょう。グローバル化に伴う「英語でのコミュニケーション能力」は言うまでもなく必須。

そして英語以前に個人的に大切だと思うのが「コミュニケーション能力」。先ほどの仮面夫婦問題にしてもそうですが、自分の意見を押し付けるだけではなく、現状をよりよくするための話し合いや解決法の模索、お互いを認め合いながら相手に伝わる方法でこちらの主張を伝える、言葉を介してそれをできるようになるのは幸せな人生・結婚生活を送るためには不可欠なこと。

あと夫が大事だと言うたはったのはITを使いこなせるようになること。これからは「AIの使用者としてのヒューマンスキル」が必要とされるらしい(よくわからないのでスルーします)。

最後は「共同理念」。個人間の競争ではなく、グループみんなで高め合う授業・共同学習。これを異年齢・異民族・異才能の集団で実践することに意味があるのだそうです。
ここで大切になってくるのは信頼関係。信頼関係なくして共同作業はないからです。

どうして急にこんなことを長々と書いたかというと、先日の「小学生対象英語単発クラス@京都府立植物園」のあとに、アシスタントにはいってくれた夫とこういう話をしたから。

「ひとみがしようとしていることは間違ってないし、理想の教育のカタチなんやと思う。子どもらに考えさせて教師は学びを促すきっかけを作る、それがこれから求められていくスタイルなんやけど学校現場ではまだまだそれを実践できる人材が育ってないからなぁ。それにこのスタイルやと5〜6人でグループ作るのが一番効果的。この取り組みも主旨に賛同して一緒にやってくれる人が見つからない限り今以上は大きくできないやろうな。」
ふたりでシャンパンのボトルをあけながら語り合ったのが今回記事の内容。

もう一年以上続けているのかな、二ヶ月に一度の小学生対象英語クラス。
半日クラスに参加してくれたからといって急に英語が話せるようになるわけではありませんが、活動に関わる大人と子ども、子供同士の間の信頼関係は回を重ねるごとに強くなってきている。英語や異文化に対する興味も育っているのを感じる。なんでも大人任せにするのではなく、子どもたちが主体的に考えて動く力もついてきたんじゃないかな〜なんて思ったりしています(^^)
まぁ私が頼りないから、子どもたちがしっかりするしかないという見方もありますが!
子どもたちがお互いの特性を知った上で、上手にコミュニケーションを取れるようになってきたのも嬉しいな。ただ自分の意見をぶつけるだけでは相手には伝わらなかったりしますからね。相手がどうしたら動いてくれるか、試行錯誤するのも良い経験になっているはず。

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橋爪ひとみ(Hitomi Pepper)の英語クラスには
こんな想いがぎっしり詰まっています。

「英語」とその先にあるもの、
その根っこにあるものを大切にしたいから。

”Spice up your life with English!”
「英語のある人生はオモシロイ」

Hitomi Pepperhttp://hitomi.pepper.jp/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%A6%82%E8%A6%81/

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この記事のあちこちに使った写真は先日夜の我が家の様子。
リビングにある水槽の中のエビが産卵間近だということがわかり、他の魚に赤ちゃんを食べられないためにはどうしたら良いかとみんなで考えてみました。

水質の変化を嫌うエビを他の水槽にうつすのはかわいそうだし、かといってたくさんいる魚を全て他に移すのも難しい…。水を通す穴の開いた専用の仕切板を使えばいい、と大人はすぐ思いつきましたが
その問いに対していつまでも考えていたのが次男。

すぐに飽きてスピーカーで遊び始めました長男と三男。次男はいつまでもホワイトボードとにらめっこして解決策を図示したはりました。

すぐに答えを与えるのは一番簡単。だけど、まずは子どもたちに考えさせることが大事なんやろうね。同じ兄弟でも千差万別。それぞれの個性を大切にしながら、親として大人として彼らの成長の助けになることはしてやりたいものです。

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2017年5月28日(日)
「小学生対象子ども英語クラス〜英語の世界に浸る一日〜」
@京都府立植物園

開催レポはこちら→→→☆

次回は7月15日(土)
10:30〜14:00
@京都市北区Ripple+ing Garden

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